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アーバニズム

アーバニズムは、一般には、都市を志向し求める文化的・社会的な傾向のこと。あるいは、もっぱら都市において特徴的な生活様式。または、近代以降の都市計画全般を指す。

 

都市計画としてのアーバニズム
建築学の分野では、近代以降の都市計画全般をアーバニズムと呼ぶ。もとはウルバニズムという言葉を使った最初の人物としてあげられるスペインの都市計画家イルデフォンソ・セルダが理論書『Teoría General de la Urbanización』(1867年刊行)で提唱した「ウルバニズム」で、南欧語圏での都市計画の意味となる。英語圏で都市計画の意味はジョン・サルマンが、1890年のメルボルンでの建築と都市に関する全国会議で「タウン・プランニング(en:Town Plannning)」等を使用している。 ただし、あえて「ユルバニスム」とフランス語式に発音される場合、それは紛れもなく、「建築することは秩序付けること」であるル・コルビュジエのコンテクストの中にあることを意味している。この仏語表記の初出"ユルバニスム"は1910年ヌーシャテル地理学会報でのピエール・クレルジュの論文題名とされ、コルビュジエが1925年に出版した書にタイトルとして使用している。

 

ランドスケープ・アーバニズム
ランドスケープにより総合的な環境の創造を目指す思想・観念としてランドスケープアーバニズムが台頭し、1990年代後半から北米を中心に新領域をして盛り上がってきている。都市を取り巻く問題をランドスケープアーキテクトが建築家や都市計画家に取って代わり舵をとり、あらゆる専門家を束ね上げることで、うまく解決されていくいうことがランドスケープアーバニズムを実践する専門家達によって証明されつつある。 今日、メガロポリスの増大は、なお加速化しており、2050年には、世界の人口の7割が巨大都市に居住することになると想定されている。このような中で顕在化してきた問題が、有限な地球環境の持続的維持であり、このためにランドスケープ・アーバニズムは、コンパクト・シティ:拡大した都市を折りたたむ、かつ、都市の中に積極的に自然を再生する、エコロジカル・ネットワーク:生態系の回廊で大小の自然環境をつなぐ、そして、新たな社会的共通資本として自然再生を行っていこうとする方法論であり、新しい環境学の領域として誕生している。

 

 

 

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